首相肝いりの「核兵器のない世界」 理想と現実、問われる成果

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野平悠一
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 広島選出の岸田文雄首相は「核兵器のない世界」へのこだわりをみせる。しかし、核兵器禁止条約の締約国会議には、政府として参加しない方針だ。

 首相は、シンガポールで10日に開催されたアジア安全保障会議での基調講演で「核兵器のない世界への道のりは厳しくなっている。被爆地・広島出身の総理大臣として声を上げ、汗をかき、この現状を反転し、少しでも改善するべく行動していく」と訴えた。

 講演に向けた事前の打ち合わせでは、首相は「核兵器のない世界」の部分について、「おれの考えはこうだ」と細かく原稿に手を入れたという。

 首相は5月の日米首脳会談後…

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