敵役の女の子作る予定が「なんか違う」 市役所の駐車場に現れた謎

池田拓哉
[PR]

 隣の顔は誰?山梨県都留市役所の駐車場にある庭木が話題を呼んでいる。枝葉を刈り込んで作られた二つの顔。一つはアニメの人気キャラクターとわかるが、もう一つは?謎が謎を呼び、人々が足を止めている。

 二つの顔は12日に完成した。

 「市役所の人も誰だかわからないそうです」。ツイッター上のつぶやきがじわりと拡散した。

 「リーゼントのお兄さんでは」、「きっと、作った本人だ」、「市議だと思う」。様々な臆測が飛んだ。

 剪定(せんてい)を担当した市内に住む水越勝明さん(77)に尋ねると、照れながら教えてくれた。

 「実は、敵役の女の子を作りたかった。でも途中で『なんか違うなあ』と……。誰なのかは、見た人が自由に決めて下さい」

 バスの運転手を退職後、約10年前から庭木の刈り込みを始めた。2年前には、市内の中学校の庭木でパンダやウサギを作った。昨夏は市役所近くの小学校で人気キャラを制作。「心が和む」と評判になり、今回、市が「庭木に遊び心を加えてほしい」と依頼した。

 思わぬ反響に少し戸惑いながら、水越さんは、「コロナ禍で世の中がなんとなく暗い。似ていなくても、みんなの気持ちが癒やされたらうれしいね」と話している。(池田拓哉)