「米軍の空爆は惨事だった」 アフガン元大統領が語る政権崩壊の理由

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カブール=石原孝乗京真知
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 アフガニスタンで最も影響力のある政治家の一人として、国づくりに関わってきたハミド・カルザイ元大統領(64)が、首都カブールで朝日新聞の単独インタビューに応じた。イスラム主義勢力タリバンが昨年8月に権力を掌握した後の国内の状況や、日本を含む国際社会が支援してきた政権が崩壊した要因、日本への期待などについて語った。

 インタビューは6月11日午前11時過ぎ、カブール中心部にあるカルザイ氏の自宅で行った。フランス大使館などに隣接した自宅の敷地は高さ3メートルほどの塀で囲まれ、周辺には銃を下げた複数のタリバン兵がいた。

 門をくぐって手荷物のチェックを受けた後、木々が茂る中庭を抜け、白壁の建物の1階にある応接室に通された。本棚には米国のブッシュ元大統領やロシアのプーチン大統領ら、世界の要人との記念写真が40枚以上、飾られていた。

 「ようこそ。ようこそ」。白い民族衣装シャルワルカミーズに黒いジャケットを羽織ったカルザイ氏は、右手を差し出しながら応接室に現れた。ソファに腰掛け、お茶をすすめながら「私は日本食が好きでね」と笑った。横の机には、桜とみられる花があしらわれた皿が飾られていた。

 私たちはお茶を一口すすった後、こんな質問から切り出した。

 ――タリバンが支配した昨年8月以降の国内の課題をどう見ていますか?

政権崩壊したあの日の様子を克明に語るカルザイ氏。日本に向けてのメッセージ動画も。

 いまの大きな課題は、経済的…

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