酪農家で働く吉本芸人 人手不足解消と芸人の成長の両立めざす

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大野正美
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 吉本興業の若手芸人2人が、北海道中標津町の牧場で酪農の仕事に挑戦している。働き手不足の解消を独自の方法で模索する地元酪農家らの取り組みと、所属芸人を地場産業に携わらせ、芸人としての成長と地域活性化を同時に目指す吉本興業の事業が結びついたユニークな試みだ。

 2人は、漫才コンビ「くびったけ」のボケ役すみゆうさん(25、本名・住田祐人〈ゆうと〉)と、つっこみ役ギョウさん(20、本名・行天愛輔〈あいすけ〉)。中標津町計根別(けねべつ)地区の酪農家、久保拡伸さん(44)らの牧場4カ所で、今月2日から3カ月間の予定で働いている。

 久保さんは普段、自身の牧場で1人で働く。「こうした牧場では、専門の酪農ヘルパーを雇うほどの作業量はない。でも、ちょっとした仕事が積み重なると、かなりの負担になる」と久保さんはいう。

 そこで同じような悩みを持つ酪農農家と相談して昨年、「青年農業協力隊」の仕組みをつくった。複数の酪農家が協力して従業員を雇い、従業員は1カ所にとどまらずに人手が不足した場所へ向かうというものだ。

 この春、3軒の農家で働いた昨年の従業員が1年の任期を終えた。後任を探したところ、牧場が舞台の吉本の地域発信型映画「トップ」(2014年)に久保さんがかかわった縁で、吉本札幌支社から芸人の派遣を受けることになった。

 吉本は芸人を地方に派遣して…

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