極寒の南極で欠かせぬサングラス、空をみつめてオゾン観測続く

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中山由美
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 「まぶしい」、空を仰いで思わず目を細める。2020年9月、南極の太陽は低いが、サングラスは欠かせない。日焼け対策なんて夏のビーチのイメージだが、極寒の中でも雪面からの照り返しは強烈だ。裸眼で過ごしたら、雪目になってひりひり痛くなる。寝起きも風呂上がりの顔も見られている越冬仲間の前で、化粧なんていらないと思っても、外出時はクリームやリップを塗らなくては!「よそ様」に会うからではなく、日焼け止め紫外線対策だ。

 冬が終わり、夏へ向かう南極では、降り注ぐ有害な紫外線量も増えていく。オゾンが壊れて減る「オゾンホール」が上空に現れる季節だ。その発見は日本の観測隊の快挙だった。

 23次隊の忠鉢繁さん(気象研究所)は1982年の越冬中、9月から11月にオゾン量ががくんと減るのを観測した。最初は「装置の故障か」と悩んだという。帰国後、84年の国際会議で発表、世界初の南極オゾンホールの報告となった。英国基地でも観測され、オゾン破壊の原因究明も進み、フロンガスの規制が始まった89年ごろは世界中の関心事だった。最近は話題にのぼることが少ないが、消えたわけではない。

22日~ オンライン講座「未来はっけん!地球探検」

「南極記者”ゆみねぇ”と考えるSDGs」シリーズ第1回「北極と南極、どっちが寒い?」。22日(水)午後7時~ 参加無料。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11008145別ウインドウで開きます別ウインドウで開きます)またはQRコードから。

 61次隊でも観測は続く。気…

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