性的マイノリティー「元に戻らないのか」 山梨県議が発言、謝罪

吉沢龍彦
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 山梨県議会が設置した性などの多様性を認め合う社会づくりのための委員会で17日、立憲民主党の山田七穂県議が「性的マイノリティーは元に戻らないのか」などと発言した。山田氏は18日、「当事者をはじめ県民に不信感、不快な思いを与えた。すべては私の勉強不足だった」と謝罪して発言を撤回した。

 委員会では新しい条例を作ることを目指し、17日に実質的な議論を始めた。複数の委員によると、山田氏は同日の会議で、「性的マイノリティーを認めることで犯罪が増えないよう慎重な議論を交わしてもらいたい」と発言。さらに性的マイノリティーの人たちについて「普通に戻すという取り組みがあまり見受けられない。元には戻らないのか」などと話したという。

 立憲民主党県連は18日、緊急の会議を開き、山田氏に厳重注意した。小沢雅仁代表は「党は綱領に、性的指向や性自認などで差別されない社会、共生社会を構築することを掲げている。発言は容認できない。県連として重く受け止め、差別のない社会作りにしっかり取り組む」と述べた。

 山田氏は「今後は共生社会の実現に向けて勉強し、活動する」と話している。(吉沢龍彦)

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