チーム愛が変えた 元補欠のBsGirlsが黒髪で臨んだ最終面接
プロ野球オリックス・バファローズの本拠ゲームで、グラウンドで歌って踊り、盛り上げる。
8年間、無我夢中でやってきた。
BsGirls(BsG)時代のトレードマークだった金髪から一変、黒髪になったCHAL(チャル)さんと、6月中旬に京セラドームで会った。
印象は変わっても、明るい笑顔は変わらなかった。
2014年の結成当初から所属していた球団公式ダンス&ボーカルユニットを卒業し、今年から球団職員になった。
「CHALからの卒業という意味で真っ黒にしました。もう染める予定はありません」
きっぱりとそう語るのが松元唯香さん(28)。今は本名で、立場を変えてチームを支えている。
ただ、同僚からは「松元さん」ではなく、いまも愛称で呼ばれる。
それだけ球団にとって「CHAL」が欠かせない存在だった証しだ。
大阪府出身。専門学校卒業とBsG結成のタイミングが合い、オーディションを受けた。
合格者20人に入ったが、当初はステージに立つ14人には入れない「補欠合格」。練習を後ろで見学するだけの日々だった。
「ステージにも立てない。合格したと言っていいのか悔しかった」
専門学校で歌とダンスは2年…
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