世界農業遺産登録めざす峡東3市 審査委来訪、栽培方法を説明

佐藤靖
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 【山梨】世界農業遺産の認定を目指している、峡東地域の3市で18日、国連食糧農業機関(FAO)の審査委員が現地調査を行った。ブドウや桃の栽培方法などを視察し、生産者と意見交換をした。

 視察に訪れたのは、ブラジルのパトリシア・ブスタマンテさんで、世界農業遺産科学助言グループ(SAG)のメンバーを務めている。笛吹市のモモ園、甲州、山梨両市のブドウ園を見て回った。

 このうち、公開された笛吹市一宮町のモモ園では、JA笛吹の小池一夫組合長が、手作業で行う、虫よけのふくろかけ作業など年間の作業工程や収穫などについて説明をした。

 3市と県は、ブドウ棚や桃畑が広がる景観や文化の独自性が評価され、2017年に「日本農業遺産」に認定。19年、FAOに申請書を提出していた。しかし、コロナ禍で手続きが遅れていた。

 農水省の担当者によると、7月にSAGの会合が予定されており、審査され最終判断される見通しという。

 会長を務める鈴木幹夫・甲州市長は「農業システムの素晴らしさは伝えられた。方向的には認定してくれると思っている」と話した。(佐藤靖)