中国が弾道ミサイル迎撃システムの実験を公表 米ICBM想定か
北京=高田正幸
中国国防省は19日、国内で地上配備型の弾道ミサイル迎撃システムの実験を同日夜に行い、「所期の目標を達成した」と発表した。中国が迎撃システムの実験を公表するのは2021年2月以来、6回目。「今回の実験は防御的なもので、いかなる国も対象にしていない」と説明している。
国防省によると、今回の実験は、弾道ミサイルを大気圏外で撃ち落とす技術の実験。米軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)などへの対応を想定した実験とみられ、技術向上を国内外に示す狙いがあるとみられる。(北京=高田正幸)
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