「橋渡し役になれず」 ICAN代表、核禁会議に不参加の日本を批判

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ウィーン=岡田真実、藤原学思
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 核兵器禁止条約の第1回締約国会議がウィーンで21~23日に開かれるのを前に、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のフィン事務局長が19日、日本メディア向けの会見を現地で開いた。フィン氏は日本政府が会議へのオブザーバー参加も見送った場合、「橋渡し役」にはなれないと批判した。

 会議は条約に批准した62カ国・地域の他に、どの国でもオブザーバーとして参加することができる。意思決定には関与できないが、議場での発言や資料配布をすることができる。ただ、日本外務省の報道官は15日、不参加を明言した。

 フィン氏は「日本が橋渡し役になりたいなら、姿を見せ、相手の話に耳を傾ける必要がある」と指摘。日本は条約を批准していない一方で核廃絶に向けて各国の「橋渡し役」になると自負するが、フィン氏は「ボイコットすれば、橋渡し役にはなれない」と主張した。

 この会議には、北大西洋条約…

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2022年6月20日12時43分 投稿
    【視点】

    日本政府が核廃絶に向けて核保有国と非核国の「橋渡し役」となるために、核兵器禁止条約のこの会議にオブザーバー参加することはチャンスでした。それをしない一方で、8月の核不拡散条約(NPT)の会議への異例の首相出席が検討されています。NPTには日

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