日本の国会には、互いにチェックしあえるように、衆議院と参議院があります。参議院では、立候補できる年齢や仕事をする期間が衆議院とは違います。
参議院に立候補できるのは30歳から(衆議院は25歳から)。任期は6年で、3年ごとに半分ずつを選び直します。
参議院選挙は「中間テスト」
衆議院のように、任期途中の解散で一度に全員が替わることがないため、参議院議員はじっくり政治に取り組めると言われます。
衆院選は、誰を首相に選ぶかの「政権選択選挙」と言われるのに対して、参院選は時の政権の「中間テスト」の意味合いもあります。
参議院の定数は248人。そのうち、半分の124人を新たに決めます。
選挙制度は2パターンあります。「選挙区制」と「比例代表制」です。
選挙区制は、都道府県をベースにして45の選挙区に分けて、74の議席を各候補が争います。当選する議員の数は、人口に応じて1~6人と決まっています。
投票用紙に候補者の名前を書き、得票数が多い順に当選します。
比例代表制の複雑な仕組み
一方で比例代表制は、選挙の範囲は全国共通です。
制度はかなり複雑です。
衆院選の比例代表制は全国1…
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