震度5強の地震、19日と震源近く 地震活動が続く能登半島

吉沢英将
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 20日午前10時31分、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県珠洲(すず)市で最大震度5強を観測した。気象庁によると、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・0。津波は発生しなかった。

 19日にも能登地方ではM5・4の地震が起きたばかりで、珠洲市では最大震度6弱を観測していた。20日昼、緊急の記者会見を開いた気象庁地震津波監視課の鎌谷紀子課長は、今回の震源は前日の震源から東へ約5キロにあると明らかにした上で、一連の地震活動の一つとの認識を示した。

 気象庁によると、今回の地震ではこのほか、石川県の能登町で震度4、七尾市輪島市で震度3を記録。新潟、富山両県でも震度3を観測した。

 能登半島の先端部を震源とする地震は2020年12月以降活発化しており、今年6月20日午前までに震度1以上の地震を計160回にわたり記録。21年9月のM5・1の地震では、最大震度5弱を観測している。地盤の隆起も観測されているが、原因はわかっていない。

 19日の最大震度6弱の地震との関連について鎌谷課長は「(震源の)場所が近いので影響を及ぼした可能性はあるが、はっきりしたことはわからない」と述べた上で、「今後も地震活動は続くと考えられる。けがをしないよう、身の回りの整理などをお願いしたい」と呼びかけた。(吉沢英将)