「史上最悪の侵略的植物」河川で増殖 南米原産、駆除追いつかず

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野上隆生
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 「地球上で最悪の侵略的植物」ともいわれる特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」が、佐賀市内のクリークや河川で成長の勢いを増している。田植えが本格的に始まるのを前に、水位を調整する樋(ひ)門や排水ポンプなどの機能に支障が出かねず、市が駆除を続けているが、「量が多すぎて、追いつかない」という。

 ナガエツルノゲイトウは南米原産の多年草。直径1センチほどの球状の白い花を付け、茎は1メートル以上伸びる。茎は中空構造で水に浮きやすい上、途中で数多く枝分かれする。放っておくと水面を覆い尽くすほど広がり、さらに分厚く重なって駆除作業も簡単ではない。

 環境省外来生物対策室の担当者によると「再生力の強さや、水域でも陸域でも繁殖する特徴から、侵略性の強さは確か」といい、「史上最悪の侵略的植物」と表現した研究者もいる。

全国各地で「侵略」確認

 こうした生態から、在来生物の生息環境を壊すだけでなく、水を流れにくくしてクリークの樋門を詰まらせたり、排水機場の機能を低下させたりするおそれがある。水田に混入すれば稲の生育にも影響が出かねない。

 国立環境研究所の調べでは…

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