照りつける太陽、車内には遠い目の犬 ドアを開けて救助したのは…
良永うめか
名古屋市の繁華街で7日の白昼、車の中に犬2匹が取り残されているのが見つかった。犬の安否を気遣う人たちが集まり、警察が駆けつける騒ぎに。初夏の日差しが照りつけるなか、犬は無事助け出された。何が起きていたのか。現場を訪ねた。
7日午前9時半ごろ、名古屋・栄のコインパーキング。付近を通りかかった30代の男性は、駐車中の車のダッシュボードに寝そべった犬1匹がいるのに気づいた。「遠い目をして元気がなさそうだった」
近づいて車内をのぞくと、犬がもう1匹、後部座席の足元に寝ていた。中はフンだらけで、犬が踏んだ跡もあった。四つあるドアの窓は犬の顔の一部が出る程度に開いており、きつい臭いが鼻についたという。
男性は持ち合わせた容器で窓の隙間から水をあげた。「後部座席の犬は人懐っこくて元気で水をグビグビ飲んだが、もう1匹は飲まなかった」
正午ごろになっても飼い主は…
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- 【視点】
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