娘から老婆まで 歌舞伎女形の名脇役・坂東竹三郎さん 89歳で死去

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 上方歌舞伎の女形として活躍した歌舞伎俳優の坂東竹三郎(ばんどう・たけさぶろう、本名岡崎正二〈おかざき・まさじ〉)さんが17日、骨髄異形成症候群のため亡くなった。89歳だった。葬儀は家族葬で営まれた。

 大阪市生まれ。1949年に尾上笹太郎の名で初舞台を踏んだ。59年に三代目坂東薪車と改名し名題昇進。67年に四代目尾上菊次郎さんの芸養子になり、五代目坂東竹三郎を襲名した。

 女形の名脇役で、「義経千本桜 すし屋」のお米、「仮名手本忠臣蔵 六段目」のおかや、「封印切」のおえん、「吉田屋」のおきさなど、艶(つや)のある娘や世話女房、意地の悪い老婆まで自在に演じた。晩年は情の深い老け役で持ち味を発揮。市川猿之助さんが親しみを込めて「竹ばあ」と呼ぶなど、東西を問わず多くの役者に慕われた。

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