『恋空』の著者・美嘉さんに聞く どうしてケータイ小説だったのか

有料記事

聞き手・田中ゑれ奈
[PR]

 2000年代半ば、若い女性を中心に爆発的に流行したケータイ小説。その象徴とも言える『恋空~切ナイ恋物語~』(06年、スターツ出版)では、高校生のヒロイン「美嘉」と恋人の「ヒロ」を中心につづられた物語が、同世代の読者の涙と共感を誘いました。執筆の背景や登場人物のその後について、著者の美嘉さんにメールでインタビューしました。

 ――『恋空』は「実話をもとにしたフィクション」とされていますね

 作中に登場する友人の名前はプライバシーのこともあるので変えています。また、場所の名前などで変えている箇所もあります。

 その他セリフなどは、おおまかな内容は変えてはいませんが、細かい部分で多少変わっている所もあるかと思います。それは意図的ではなく、私も思い出しながら書いたとはいえ(執筆時点で)時間が経過し曖昧(あいまい)な部分もあったためです。

 ――『恋空』は2005年末から携帯サイト「魔法のiらんど」で執筆が開始され、翌年に書籍化されました。発表後の読者や世の中の反応で印象に残っていることはありますか

 連載時も書籍化後も応援の言葉をいただくなかで、否定的な意見も多かったのも事実です。当時は否定的なものばかり気にしていましたが、今になって印象に残っているのは多くの応援の言葉です。

 特に心に残っているのは、書…

この記事は有料記事です。残り1503文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【10/18まで】有料記事読み放題のスタンダードコースが今なら2カ月間無料!
  • commentatorHeader
    金澤ひかり
    (withnews編集部=若者、ネット)
    2022年6月22日14時43分 投稿
    【視点】

    「当時、もしガラケーというメディアが存在しなければ『恋空』は生まれなかったか、もしくは、形式や内容の違った作品になっていたでしょうか」。この質問とその回答は非常に興味深いです。 最近では、「チャット小説」というものがあります。 TE