吉田輝星投手が地元の秋田で先発 「あれ?僕のための試合ですか?」

山下弘展
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 プロ野球のパ・リーグ公式戦、東北楽天ゴールデンイーグルス北海道日本ハムファイターズの10回戦が21日、秋田市のこまちスタジアムであった。日本ハムは金足農出身の吉田輝星投手(21)が先発登板。ふるさとの大応援に包まれ、高校時代の思い出が詰まったマウンドに立った。

 吉田投手は今季、秋田で試合が予定されているのを知ると、コーチ陣に自分が投げたいとアピールしていたという。「『あれ? 秋田って僕のための試合ですか?』と言うと、勝さん(武田勝投手コーチ)が『そうそうそう』って。その気になっていたら、本当に先発になった」と話す。

 今季はここまで22試合に登板して1勝1敗。伸びのある直球を主体にした投球でリリーフとしては結果を残しているが、先発した2試合はともに五回を持たずに降板していた。日本ハムのBIGBOSSこと新庄剛志監督は、「(先発登板の)ラストチャンス。何とか五回投げてほしい」と、送り出した。

 1万5千席のチケットは完売。満員の観衆から大きな拍手を浴びて登場した一回は三者凡退、二回も昨季打点王の島内宏明選手や好打者の銀次選手らを抑え、無失点で切り抜けた。「ストライク先行で自分の投球ができれば、球数も減ってくる。ふがいない投球はできない」と話していた吉田投手。家族や友人たちも見守るなか、思い描いた通りの投球を披露し、三、四回も無失点に抑えた。だが、五回に2点を失い、さらにピンチの場面でマウンドを降りた。山下弘展