【詳報】政策論議に野党同士のつばぜりあいも 参院選公示日の舌戦

有料会員記事参院選2022

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 参院選が22日、公示されました。7月10日の投開票に向け、選挙戦がスタート。新型コロナウイルス対策や、円安、物価高への取り組みなどが主な争点です。憲法や安全保障をめぐる論戦も繰り広げられる見通しです。きょうの各党党首の動きなどを中心にタイムラインでお伝えします。

8:30

比例区の候補者名簿受付始まる

 東京都千代田区総務省の講堂で、参院選比例区の候補者名簿の受け付けが始まった。

 各政党の関係者が届け出の順番を決める抽選をした後、書類の審査を受けたり、選挙運動に必要な腕章などを受け取ったりして、第一声を上げる準備を整える。

【動画】40秒でわかる!参院選ってそもそも何? 決め方・投票方法…ざっくり解説

8:35

秋田・佐竹知事「野党が連立政権組むと3日で…」

 秋田県知事佐竹敬久氏は秋田市であった自民党候補の出陣式で応援演説した。参院選は選択選挙ではないとしたうえで、「どんなことになっても、野党に政権を渡すことは、まずゼロです。全部考えが違います。野党が連立政権を組むと、3日でポイポイです」と述べ、自民候補への支持を訴えた。

 政策は自公政権を通さなければ実現できない、とも指摘。「(野党が)できもしない施策、ありもしない空想、こういうことを言ってもどうにもならない。地道でも、自公政権にしっかりやってもらう」と強調した。

9:20

立憲・福山氏「大阪から京都のこと言われる筋合いない」 国民民主の維新候補推薦受け

 立憲現職の前幹事長・福山哲郎氏(60)は、京都市上京区で第一声。国民民主が維新候補の推薦に回ったことを受け、「大阪から京都のことをとやかく言われる筋合いはない。京都のことは京都で決める。京都と日本のために働かせて欲しい」と訴えた。物価高に対し「岸田政権が何も対策せず、国民の生活は厳しくなっている」と批判、消費税を時限的に5%に引き下げるべきだとした。「大臣がうそをつき、官僚が文書を改ざんする。民主主義の劣化だ。ぶれない強い野党が必要だ」とも訴えた。

9:20

立憲・福山氏の応援に中村喜四郎氏駆けつける

 京都選挙区での立憲民主党・福山哲郎氏(60)の出陣式には、中村喜四郎衆院議員も応援に駆けつけた。

 中村氏が「同調圧力の強い時代、間違ったことを間違っていると言う人がいなくなったのが自民党の実態。野党の中心で『ノー』と言う先頭に立つのが福山さんだ」と演説すると、福山氏は何度も涙をぬぐった。

9:25

自民・茂木幹事長「消費減税は当面の物価高対策に意味もたない」

 自民党の茂木敏充幹事長は津市で街頭演説。野党が物価高対策として消費税率の引き下げを訴えていることに関し、「消費税を引き下げるといっても実際の準備期間を考えると、半年以上、多分1年近く導入にはかかってしまう。当面の物価(高)対策には全く意味を持たない」と語った。

 消費税は、年金や医療、介護、子育てなど社会保障政策の重要な財源だと強調。「現実的な対策をしっかりと実行する自民党・公明党の与党がいいのか、全く現実的な対策を持たずに、反対反対、批判批判だけする野党なのか、これが問われる選挙だ」と訴えた。

9:25

野党統一候補から自民候補に 桜井氏「ご尽力に感謝」

 宮城選挙区(改選数1)には現職と新顔の計5人が立候補した。現職の桜井充氏(66)は、6年前は野党統一候補として民進党から出て自民の候補を破ったが、その後の野党再編などを経て、今回は自民党公認で立候補した。

 仙台市青葉区勾当台公園での第一声で、桜井氏は「今回は自民党の公認候補として闘わせていただきます。ここに来るまで本当にいろんなことがありました。自民党の関係者の皆さんのご尽力があり、やっと仲間に加えていただけた。自民党宮城県連がひとつになって、選挙戦を闘える環境をつくっていただいたことに感謝申し上げたい」と話した。

 その上で、「いま一度、日本のありようを問うていきたい。自立した国家を目指していくべきだ。実現できるのは今の政権与党で、自民党、公明党がタッグを組んで安定政権をつくって、きちんとした政策を打ち立てたい」と決意を語った。

9:30

立憲・小沢氏、元秘書の応援演説「これだけのメンバーそろって…」

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は22日、かつて自身の秘書を務めた現職の木戸口英司氏の第一声にあわせ、盛岡市内で街頭演説に立った。達増拓也岩手県知事、立憲民主党や共産党国民民主党社民党の県議らがそろうなか、「これだけのメンバーがそろって応援して負けるはずはない。木戸口英司をもう一度参院に送っていただきますようお願いしたい」と訴えた。

 小沢氏は17回連続で選挙区で勝利していたが、昨年10月の衆院選では自民候補に敗れ、比例区で復活当選した。5月の木戸口氏の決起集会では「私の不徳のいたすところから相手に後れをとってしまった。深く反省し、この選挙戦を全力で戦う」とメッセージを寄せていた。

9:30

立憲・泉代表「参院選の争点が物価になってきた」

 立憲民主党の泉健太代表は青森市で第一声を上げた。「物価が上がっている。年金が下がった。本当に生活が大変だ。物価高と闘うと言い続けてきた。『岸田インフレ』と言った。強い言葉で訴えないと政府、日銀が変わらない。この参院選の争点が物価になってきた。もっともっと声を上げていこう」と呼びかけた。

 さらに「今必要なのは緊張感のある国会だ。論戦のある国会をつくらないといけない。おかしな政治を変えないといけない」と自公政権を批判。

 自民党が公約に掲げる防衛力の抜本強化について、「ウクライナ情勢にかこつけて、どんどん軍備ばかりにいく政治は抑えないといけない。立憲民主党は安全保障に責任をもつ。でも、防衛費だけを2倍にしたら他の予算はどうなるのか。バランスが取れた、落ち着いた安保政策を」と訴えた。

10:00

維新・海老沢氏「憲法に教育無償化を明記したい」

 日本維新の会の海老沢由紀氏(48)は22日、東京都新宿区の新宿アルタ前で第一声を上げた。

 海老沢氏は4児の母親として教育や出産費用の無償化など子育て世代への支援の必要性を主張。「どんな経済状況の家に生まれても豊かな教育を受けられる社会にするため、憲法に教育の無償化を明記したい。社会で子どもたちを育てていくんだというメッセージを伝えたい」と訴えた。

 第一声には藤田文武幹事長ら党三役も応援に駆けつけた。藤田氏は「自民党政治に緊張感がなく、決断力もない。力をください」と声を張りあげた。

10:05

名古屋・河村市長、維新候補を応援「庶民革命のため、仲間つくらないかん」

 名古屋市河村たかし市長は名古屋市東区の事務所前で、自身が代表を務める地域政党減税日本」との「ダブル公認」で出馬する日本維新の会新顔の広沢一郎氏(58)の出発式に臨んだ。「仲間をつくらないかん。庶民革命をやるためには」と支持を訴えた。

 河村氏は広沢氏が、減税の幹事長や名古屋市副市長を歴任したことを紹介。「政治の世界はよっぽど度胸のある人間で、勉強しとる人間じゃなきゃいかん。我々が応援しとる人を立てれば本当にようなりますよ」と広沢氏への支援を訴えた。

10:05

自民・岸田総裁「政治の安定が必要」

 自民党総裁岸田文雄首相は福島市で第一声に臨んだ。「今回の選挙は福島の復興、新型コロナとの戦い、ウクライナ情勢への対応、物価高、こうした時代を画する大きな課題に誰がしっかりと結果を出すことができるのか、どの政党に託すのかが問われる」と強調。少子高齢化や過疎化など地域課題にも言及し、「こうした課題を乗り越えるためには政治の安定が必要だ。課題を乗り越えるのは自公政権だ」と訴えた。

 演説では、物価高にも言及…

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    曽我豪
    (朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革)
    2022年6月22日17時12分 投稿

    【視点】私も今回、京都や仙台など、激戦区を見に行こうと思っていますが、先達たちに教えてもらった取材のコツを思い出しています。曰く、遊説は後ろから見よ。 前の方は、熱心な支持者や動員組が大勢いて余り差がないのですが、後ろの方の人々が、さてどう反応し

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年6月22日10時12分 投稿

    【視点】「また選挙があるみたいですね。今度は何ですか」「参院選ですよ」「ああ、そういえば○○が演説しているのみかけたな。あの人、どこから出るんですか」「○○だよ」「ああ、勝てるんですかね」「今回の選挙って……」 これは、つい最近、週末に訪れた

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