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「死に至る奇病」あふれた患者 日本住血吸虫の猛威、現場で何が

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米沢信義
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 かつて甲府盆地を中心に流行し、「地方病」と呼ばれた日本住血吸虫症の流行終息宣言から25年になるのを記念して、山梨県昭和町教育委員会は関係者の証言や寄稿を集めた「地方病を語り継ごう」を発刊した。「腹が膨れ死に至る奇病」として恐れられた病の原因が究明され、地域の協力で撲滅に至った足跡をたどる貴重な記録だ。

 編集したのは、昭和町風土伝承館杉浦医院館長の出井寛さん(69)と職員の若林ゆささん(47)。同館は、住血吸虫症の治療と研究に尽力した杉浦健造(1866~1933)と三郎(1895~1977)父子の活動を伝える資料館で、往時の診察室などがそのまま保存されている。

膨れていく腹、やせ細る手足

 住血吸虫症は昭和町でも19…

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