長尾麻央さんが東京都内でフィギュアを始めたのは小学4年の時。両親の出身地である北海道によく遊びに行き、ウィンタースポーツになじみがあった。
「ある時、リンクでかわいい衣装を着て、クルクル回っている子を見て、私もやってみたいと憧れを持ち始めました」
中学生になると、成績が出始め、高校から本格的に打ち込んだ。
始発電車でリンクに行き、朝練を終えて学校へ。そして、夜の練習でまたリンクへ。
移動が片道2時間近くかかり、自分の時間はない。
「練習が中心の生活で、体力的にも限界の生活を送っていました。親も朝4時台には起きて弁当をつくり、最寄り駅まで送り迎えをしてくれ、相当な負担をかけていました」
エンジンを緩める選択肢はなかった。
コーチも親も、全力でサポートしてくれている。それを裏切ることはできなかった。
高校時代は女子シングルで国体で団体3位に。
法大に進み、16人で演技を行うシンクロナイズドスケーティングに転向。日本代表にも入り、世界大会に出場した。
「魔法」を覚えてしまったのは、高校2年の時だ。
「特に女子は、中学前後から…
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- 【視点】
食欲の反対は空腹ではありません。 食べることそのものに、コントロール、抵抗、喜び・寂しさ、人との紐帯・軋轢といった、私たちが持つ欲望や感情、暮らしの状況などが折り込まれるので、一度「体重」という数字のみに着目し、食べ方を一変させると、
- 【視点】
いきすぎた食事制限は、脳のための栄養も不足させてしまう。すると、正常な思考ができなくなり、間違えたことを正しいと思い込んだり、問題がないのに自分がだめだと思ったりして、精神を病んでいきます。だから、体重を無理に抑えようとするのは逆効果です

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