介護うつ経験した女性が開く「認知症カフェ」 コロナ禍で相談倍増
張春穎
数字は語る
住宅と田畑が混在する千葉県柏市で、「ケアラーズ&オレンジカフェみちくさ亭」を開く布川佐登美さん(62)は心配そうに話す。
「コロナの影響で、本人や介護する家族が孤立することが気になります」
みちくさ亭は、認知症の人やその家族が気軽に集まり、地域の人や専門家とつながりを持つ場「認知症カフェ」の一つだ。
実家を改装して開き、今年で10年目になる。
野菜中心のランチがおいしく、将来の介護を意識した人たちも多く訪れる。
「ずっと家の中で息がつまる」
自然と話に花が咲き、利用者を増やしてきたが、コロナ禍が影を落とす。
2018年度に延べ4700…
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