大学のオンライン授業、卒業単位の上限緩和へ 文科省が制度案

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三浦淳
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 文部科学省は22日、大学のオンライン授業について、卒業に必要な単位に換算できる上限を緩和する特例制度の骨子案を、文科相の諮問機関・中央教育審議会の分科会に示した。過去5年間に法令違反がないことや教育水準の向上につながることなどを条件に緩和を認める。文科省は年内にも制度の改正案をまとめ、早ければ来年度から特例が適用される見通しだ。

 文科省が示したのは、大学の教育・研究をめぐる最低限の基準となる省令「大学設置基準」の改正案。現在は、卒業に必要な124単位のうち60単位がオンライン授業の上限とされているが、特例の適用が認められた大学は基準が緩和される。オンライン授業の積極的な活用で、海外の大学の授業を国内で受けたり、海外の学生が日本国内で行われる授業を履修したりすることなどが想定される。

 改正骨子案では、特例制度は…

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    増谷文生
    (朝日新聞論説委員=教育)
    2022年6月23日11時33分 投稿

    【解説】 実は今回の規制緩和はさまざまな面に及び、オンライン授業関連の部分はごく一部の話です。大学が魅力的に変わっていくのか、小規模大の淘汰が進むことになるのか、あるいは大学教育全体の質の低下をもたらすのか。どの方向に進むにせよ、今後の大学運営に、