レイプを「乱暴」と報じて良いのか 記者が語り合うジェンダー表現
紙谷あかり
3月に出版された書籍「失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック」(小学館)の編集に関わった新聞記者4人によるトークイベントが、高松市亀井町の書店「本屋ルヌガンガ」で開かれ、約20人が耳を傾けた。
「ガイドブック」は、日本新聞労働組合連合に加盟する全国紙や地方紙などの組合員約20人によってつくられた。ジェンダー平等の視点から、これまで報道で使われてきた表現を見直し、無意識の偏見や思い込みを解いていこうという内容だ。NG表現の実例のほか、性暴力報道についてや専門家らへのインタビュー、メディア業界の現状などで構成されている。
11日夜にあったイベントでは、新聞労連の吉永磨美委員長、朝日新聞阪神支局の中塚久美子記者、毎日新聞高松支局の西本紗保美記者、徳島新聞の乾栄里子記者の4人が登壇し、「ジェンダー表現から考える性差別と地方の現在地」というテーマで話し合った。
性暴力の取材に力を入れてい…
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