英国、インフレ9%に 40年ぶり高水準 年内11%増予測も

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ロンドン=和気真也
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 ロシアのウクライナ侵攻を背景に世界的な物価高(インフレ)が続いている。主要7カ国(G7)の中でも上げ幅が際立つのが英国だ。英統計局が22日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比9・1%上昇し、40年ぶりの高水準を記録。英中央銀行は年内に11%まで上がると予測しており、市民生活に不安が広がる。

 ロンドン東部にあるクラフトビール会社「ファイブ・ポインツ・ブルーイング・カンパニー」のビール工場。記者が20日訪れると、職員が金属たるを洗浄していた。

 苦みとかんきつ類の甘みのバランスが良いビールは、ライバルが多いロンドンでも人気の銘柄だ。パブ向けのたるが並ぶ工場で現場責任者のベン・ウィンダーズさん(31)は「(コロナ禍の)パンデミックを抜け、ようやく人々がビアガーデンに繰り出す忙しい6月が戻ってきた」と話す。

電気代2倍の知らせ

 だが、ウィンダーズさんは先…

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    後藤達也
    (経済ジャーナリスト)
    2022年6月23日6時40分 投稿

    【視点】世界的な物価高騰。特に目立つのはガソリンや電気料金、食品といった「生活必需品」です。商品市場でエネルギーや素材、穀物の価格が急上昇し、国民にしわよせがきています。 景気に不安があるなかでの物価高騰は特に低所得者への打撃が大きくなります