対ロ制裁は「身勝手」 習近平氏、BRICSサミット前に米欧を批判

有料会員記事ウクライナ情勢

北京=高田正幸
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 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)の首脳会議が23日、オンライン形式で開かれる。今年の議長国を務める中国は加盟国の拡大に意欲を示しており、24日には加盟国以外の新興国途上国の首脳も招いたオンライン会議も主催する。ロシアのウクライナ侵攻を機に結束を強める米欧に対抗していく狙いものぞく。

 首脳会議を翌日に控えた22日夜にはBRICS各国が参加するビジネスフォーラムが開かれた。

 習近平(シーチンピン)国家主席はオンラインで演説し、ウクライナ問題について「実力に基づく地位を妄信して軍事同盟を拡大し、他国の安全を犠牲に自国の安全を図れば、必ず安全保障は苦境に陥るとの警鐘を鳴らしている」と米国や北大西洋条約機構(NATO)の責任を指摘。「国際金融通貨システムの支配的地位を利用した身勝手な制裁は、世界の人々に害をもたらす」と米欧の対ロ制裁を強く批判した。

 そうした米欧の振る舞いを念頭に「国際社会は覇権主義と強権政治に共に反対すべきだ」とも主張。「新興国や途上国の発言力を高め、各国国の平等な権利、ルール、機会を確保する必要がある」と呼びかけた。

 中国国際貿易促進委員会によ…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞編集委員=中国など国際関係)
    2022年6月23日22時41分 投稿
    【視点】

    中国とBRICSとの貿易はロシアを中心に伸びています。1~5月でみると中国からBRICS各国への輸出入総額は12・1%増。ご想像のとおり、ロシアが顕著で、資源を中心に輸入が43・9%も伸びました。ウクライナ侵攻で売り先を失いつつあるロシアか