礎の名前、お酒をかけた祖父 7歳が考えた平和「ずっとポケットに」

有料記事沖縄・本土復帰50年

福井万穂
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 23日の沖縄全戦没者追悼式では、沖縄市立山内小学校2年の徳元穂菜(ほのな)さん(7)が「平和の詩」を朗読する。タイトルは「こわいをしって、へいわがわかった」。

 〈びじゅつかんへお出かけ おじいちゃんや おばあちゃんも いっしょに みんなでお出かけ うれしいな〉

 徳元さんは1年前、家族で美術館を訪れた。縦4メートル、横8・5メートル。巨大なその絵の前に初めて立った。

 〈たくさんの人がしんでいた 小さな赤ちゃんや、おかあさん〉

 〈風ぐるまや チョウチョの絵もあったけど とてもかなしい絵だった〉

 絵の真ん中に同じ年くらいの子を見つけた。ぽつんと、悲しそうに立っている。「この子、お母さんがいないね」。家族の誰かが言うのを聞いた。

 〈こわいよ かなしいよ かわいそうだよ せんそうのはんたいはなに? へいわ? へいわってなに?〉

 思わずそばにいた母親に体を寄せた。

 〈あたたかくてほっとした …

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    水野梓
    (withnews編集長=生きづらさ)
    2022年6月23日13時31分 投稿
    【視点】

    沖縄全戦没者追悼式の中継を見ていて、徳元穂菜さんの朗読が胸に刺さりました。 平和の詩「こわいをしって、へいわがわかった」には大事なことが詰まっているなぁと思います。 <昨年、平和の礎の帰りに立ち寄ったのが宜野湾市にある佐喜真美術館。