全市民46万人の個人情報USBを紛失 兵庫・尼崎市から委託の業者

中塚久美子
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 兵庫県尼崎市は23日、全市民約46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーを委託業者が紛失したと発表した。名前や住所、生年月日、住民税額や、児童手当生活保護の受給世帯の口座情報などが含まれるという。情報流出はいまのところ確認されていない。

 市によると、USBメモリーを紛失したのは、住民税非課税世帯などへの臨時特別給付金の業務を委託していた「BIPROGY」関西支社(大阪市)の協力会社の社員。

 市や「BIPROGY」関西支社によると、この社員は21日、データの移管作業のためUSBメモリーを市の市政情報センターから持ち出した。作業を終えて同社社員3人と飲食店で3時間ほど飲酒し、帰宅する途中に酔って路上で寝込み、USBメモリーの入ったかばんごとなくしたことに気づいたという。

 「BIPROGY」関西支社は社員がUSBメモリーで個人情報を運ぶ許可を市から得ていなかった。市は、情報にはパスワード設定や暗号化処理をしていると説明している。

 市は、情報が漏れ出ることに不安を抱く市民らを対象としたダイヤル(050・3133・1403)で問い合わせを受け付ける。中塚久美子

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年6月23日14時52分 投稿

    【視点】これだけの全市民のセンシティブな個人情報がUSBメモリー紛失という形で流出したことに、衝撃を受けました。高度な情報管理が必要な情報のコピーを持ち歩き可能な媒体につくっていたこと。作業終了後に消去もしていなかったということ。問題点は多々ありそ