「万人受け」不要な参院選東京選挙区 選挙プランナーが語るその特性

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川口敦子、本間ほのみ
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 著名人候補が目立つ一方、女性候補の数は大きく増えていない――。参院選東京選挙区の近年の選挙結果をたどると、そんな特徴が見えてきた。背景に何があるのか。候補擁立にかかわった張本人や、研究者らに話を聞くと、有権者の特性が浮かんできた。(川口敦子、本間ほのみ)

 「まさか自分が引っ張られるとは夢にも思っていなかった」。タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏(53)は、参院東京選挙区からの立候補を打診された日を、そう振り返る。

 声をかけたのは、当時みんなの党の衆院議員だった浅尾慶一郎氏(58)。2人はともに世界経済フォーラムの「ヤンググローバルリーダー」に選ばれ、時折連絡を取り合う仲だった。

 松田氏はこのころ、仕事で2年間滞在していたシンガポールから帰国した直後だった。「一緒に日本を立て直そう」。世間話をするつもりで赴いた席で浅尾氏から突然誘われ、驚いたという。

 浅尾氏は松田氏に立候補を打診した理由について、「有権者と触れ合う機会は限られる東京で、タリーズという、みんなが知っている会社を作った実績は分かりやすい。リーダーシップもあった」と明かす。

 党は当時、結党から1年もたっていなかった。党勢を伸ばすため、議席の多い選挙区に注目していた。テレビのニュース番組にたまたま出演していた松田氏の、的確な受け答えが印象に残った。

 「この人に一票を託してもいいと有権者に思ってもらうには、人間性と実績の両方が大事。ビジネスの場で成果を出した彼なら、二つの要素を満たしていると思った」と言う。

 松田氏は2010年、みんなの党公認で立候補すると、65万票余を獲得し、初当選を果たした。

当選に必要なのは知名度と・・・

 著名人がその知名度を生かし…

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