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米国で中絶薬の違法輸入増える? 最高裁が判決変更、そして日本は

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合田禄=ワシントン、後藤一也、足立菜摘
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 米連邦最高裁が、人工妊娠中絶憲法で保障された権利として初めて認めた1973年の判決を覆す判断を示した。米国社会に与える影響は大きい。その一つと考えられているのは、中絶薬の使用がむしろこれまで以上に増えるのではないか、ということだ。

 世界で普及している中絶薬は2種類の薬からなる。妊娠のホルモンを抑える薬をのみ、その1~2日後に子宮を収縮させる薬を服用する。

 1988年にフランスで使われ始め、世界保健機関(WHO)は「必須医薬品」に指定している。現在は80以上の国・地域で承認されている。

 米食品医薬品局(FDA)も2000年にこの中絶薬を承認している。

 妊娠10週までの妊婦が対象だが、WHOのガイドラインは自宅で服用する場合は12週まで、それ以降は医療機関での服用を推奨している。

 米国では、中絶薬を使った中絶は半数以上を占めるようになっている。

新型コロナで服用が急増

 中絶の権利を支持する「ガッ…

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    犬山紙子
    (エッセイスト)
    2022年6月25日18時27分 投稿
    【視点】

    女性の体の決定権が女性にない。男性による許可がなぜ必要なのか。 斎藤有紀子准教授の「結婚している女性だけ配偶者に決定権を奪われているのはおかしな話。女性の尊厳として自分で中絶を決められて、社会がそれを支えるための議論が必要だ」というコ