コロナで可視化された子どもの貧困、虐待 行き場はどこに

有料会員記事参院選2022

日浦統
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 昨年の日本の出生数は、過去最少の81万人。コロナ禍でさらに少子化が進んでいる。子どもや子育て世代にやさしい社会のための政策は少子化問題の解決に欠かせない。22日に公示された参院選(7月10日投開票)でも大きな論点だ。

 5月24日。札幌市豊平区の「にじ色こども食堂」は、夕食のとんかつを口いっぱいほおばる子どもたちでにぎわっていた。初めて参加した子どもはすぐに同級生を見つけ、その子の兄弟とも仲良しになった。

 企業や個人から寄贈された食材を、手作りのごはんとして子どもや親に提供する子ども食堂。にじ色こども食堂では、コロナ禍で食品の「お裾分け」を求める人の申し込みは以前の6倍になったという。

2022参院選 北海道の現場から

 3年に1度の参院選が公示され、7月10日投開票されます。昨秋の衆院選に続くコロナ禍での国政選挙ですが、ワクチン接種で徐々に「コロナ後」に目が向く一方、ロシアのウクライナ侵攻で安全保障への関心は急速に高まっています。円安や資源高による物価高で暮らしも揺らいでいます。参院選で問われる政策は何なのか。北海道内の現場を歩き、探りました。

 パートのシフトを減らされた、家賃や光熱費が払えない、学校を辞めた――。あちこちでひとり親世帯や学生の悲痛の声を聞いた。外出制限でストレスがたまり、虐待につながった事例もあった。2015年から食堂を続ける安田香織さん(51)は、「コロナの前から子どもも親も、いろいろなものを抱えていた。それが明るみに出ただけです」と話す。

 日本の子どもの貧困率は13・5%。7人に1人の子どもが「相対的貧困」と呼ばれる環境にいる。

コロナで子どものストレス増加

 こども食堂北海道ネットワー…

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