渋滞、混雑…富士山は今 コロナ禍3年目、新しい登山スタイルを模索

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石平道典
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 富士山(標高3776メートル)は7月に山開きし、2022年の登山シーズンが始まる。新型コロナウイルスの影響を受けた2年を経て、にぎわいが3年ぶりに戻ることに期待がかかるが、地元の自治体や山小屋は引き続き感染防止対策を徹底しながら登山者を迎える。

週末やお盆は満室の山小屋も

 多くの登山者が利用するのは5合目から山頂をめざすルートで、四つある。山梨県側の吉田ルートは7月1日、静岡県側の須走(すばしり)、富士宮、御殿場の各ルートは7月10日に山頂まで全面開通し、両県側とも9月10日までの予定だ。

 ただ、山梨県によると、今年は山頂付近に残雪が多くあり、山開きに向けた準備を進めている段階という。県などは28日に再び登山道の安全確認を行ったうえで、例年通り7月1日に山開きができるかどうかを判断する。

 「2年前は営業できず、昨年は登山客が少なく寂しかった。今年はできるだけ多くの人に登ってほしいですね」。山小屋などでつくる富士山吉田口旅館組合長の中村修さん(73)は、そう語る。

 感染防止対策として、各山小屋の宿泊は事前予約制(週末は完全予約制)とし、定員も半分ほどに抑える。5月から予約の受け付けを始め、すでに週末やお盆期間を中心に満室となっている山小屋もある。中村さんは「3年も赤字が続けば、山小屋の営業も立ち行かなくなる。登山客が戻ってきてくれれば」と期待を込める。

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