「息子は死ぬ」「孫は病気に」 不安あおり仏像販売、容疑の男逮捕

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 「息子さんがあと3年で死んじゃうよ」「今年の運気は良くない」――。こんな語り口で高齢者を困惑させ、仏像などを売りつけたとして無職を自称する男(64)が特定商取引法違反(威迫困惑など)の疑いで岐阜県警に逮捕、送検された。県警は男が東海地方を中心に同じ手口で訪問販売を繰り返していたとみている。

 県警が23日発表した。逮捕されたのは名古屋市天白区原2丁目の吉水良二容疑者。昨年10月~今年5月、愛知県岐阜県に住む70~80代の女性3人の自宅をそれぞれ訪問し、「息子さんやお孫さんが重い病気になる」「いま運気がよくないから、お守りを買ったほうがいい」などと言って不安にさせ、仏像(25万円)や水晶(30万円)などを販売。販売契約時にその解除に関する内容などを記載した書面を交付しなかった疑いが持たれている。

 吉水容疑者は被害者に実際に息子や孫がいるかどうかを会話の中で引き出していたという。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。