父さん、母さん今どこに 77年経っても恋しくて 沖縄、各地で祈り

有料会員記事沖縄・本土復帰50年

光墨祥吾、国吉美香、小川詩織、山中由睦、編集委員・谷津憲郎
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 沖縄戦旧日本軍の組織的戦闘が終わったとされる日から23日で77年。「慰霊の日」の沖縄には、各地でそれぞれの祈りがあった。

 日が昇り、青空が広がりはじめた午前5時半過ぎ、沖縄市の中村光子さん(77)はいつもの場所を訪れた。沖縄本島南部・糸満市にある慰霊碑「魂魄(こんぱく)之塔」。終戦の翌1946年、住人らが散らばる遺骨を拾い集めて作った沖縄最初の慰霊碑といわれている。

 父は日本軍に召集され、亡くなった。遺骨はない。「この塔に納められているかも」。もう50年ほど、この場所がこの日の弔いの場。コロナ禍で訪れることができなかった2年間は、碑の方角に手を合わせていた。「今年は来られてよかった」。父の写真を胸に、菊の花を手向けた。

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 そこから東に3・5キロ。等…

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