3年ぶりに山鉾(やまほこ)巡行が実施される祇園祭について、7月に行われる祭事の詳細が23日、発表された。祇園祭を主催する八坂神社(京都市東山区)と祇園祭山鉾連合会(同市中京区)が、同神社で記者会見した。
今年の山鉾巡行は、17日の前祭(さきまつり)、24日の後祭が共に日曜日となり、多くの人出が見込まれる。八坂神社の野村明義宮司は「疫病を治める祭りでコロナの感染が拡大することのないように進めたい」と挨拶。17日の山鉾巡行後に行われる神輿渡御(みこしとぎょ)は、祭神を乗せた3基の神輿が氏子地区を巡回するのをやめて、八坂神社から目的地の御旅所(京都市下京区)に直行することにした。24日の神輿渡御も直帰。距離が短くなることで担ぎ手を1基あたり半分の200~300人に減らせるという。また、子どもの参加が多い24日の花傘巡行は中止する。
一方、祇園祭のハイライトで…