北欧スウェーデンのヤンオロフ・リンド国防副大臣が17日、東京の駐日スウェーデン大使公邸で朝日新聞などのインタビューに応じた。北大西洋条約機構(NATO)の加盟申請の交渉でトルコが難色を示しており、「6月下旬の首脳会議までに交渉がどこまで進むかは分からないが、私たちは加盟国になる固い決意を持っている」と語った。
スウェーデンは200年近く軍事的中立を保ってきたが、ロシアによるウクライナ侵攻で立場を転換。隣国フィンランドとともにNATO加盟を申請した。
NATO加盟のためには30加盟国による全会一致の承認が必要だが、トルコが反対の立場を示している。トルコは自国内で分離独立を目指すクルド人を「テロリスト」として弾圧してきた。スウェーデンは多くのクルド人を難民として受け入れ、トルコへの武器輸出を制限している。これらの対応に反発するトルコとの交渉が、今月下旬のNATO首脳会議までにまとまるかが注目されている。
リンド副大臣によると、加盟…
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