第9回18歳「乗り鉄」が入社を決めたわけ 小さな鉄道会社こその働きがい

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 「前照灯、微照灯ヨシッ。水漏れ、油漏れナシッ」。はきはきとした新人らしい声が響く。

 房総半島の26・8キロを走るいすみ鉄道千葉県大多喜町)に今春、26年ぶりの高卒新入社員として入社した松木聖(あきら)さん(18)。物心ついたときから鉄道に乗るのが大好きな「乗り鉄」だ。20歳から受験できる運転士の免許取得を目指し、いまは車両の清掃や点検を主に任されている。

10代の新成人

18歳からは大人である。民法改正で、4月からそうなった。職を得て社会に踏み出した若者たちは何を思うのか。7月10日の投開票日に向け、参院選で各候補者が支持を訴えて声をからすいま、10代の新成人の声を聞いた。

 夢に向かって一直線に歩んできた。東京都練馬区で育ち、都内の高校では鉄道ビジネスを学んだ。「どんどん自動運転に替わり、運転士になれる機会はどんどん少なくなる」と感じた。先生のすすめで、一度も乗ったことがなかったいすみ鉄道を見学した。「運転士でも運転だけでなく、路線を盛り上げるためにみんなで何でもやる」という、従業員が50人に満たない小さい鉄道会社だからこその働きがいを感じた。

 社長の古竹孝一さん(50)…

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