岡山大会抽選会57チーム 倉敷商―勝山、倉敷工―笠岡工 高校野球
第104回全国高校野球選手権岡山大会(朝日新聞社、岡山県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が25日、岡山市北区の岡山商工会議所であり、参加57チームのトーナメントが決まった。選手宣誓は金光学園の飯田大成主将が務める。開幕試合は岡山芳泉―和気閑谷に決まった。
昨夏代表の倉敷商は勝山と、今春の選抜大会に出場した倉敷工は笠岡工と初戦で顔を合わせる。今春の中国大会を制した創志学園は、金光学園と笠岡商の勝者とぶつかる。
大会は7月9日に開幕し、3年ぶりに1回戦から一般の観客を入れる。会場は倉敷市のマスカットスタジアム、倉敷市営球場、美咲町のエイコンスタジアムの3球場で、決勝は25日の予定。
58校が参加し、岡山御津と備前緑陽が連合チームとして出場する。部員の減少を理由に複数校によるチームが出場するのは、岡山大会では初めて。学校数は昨年と変わらないが、チーム数は57となる。
雨天などで試合が中断した際、翌日以降に続きを行う「継続試合」を導入する。悪天候などによる「ノーゲーム」や「コールドゲーム」がなくなり、中断した場面から再開する。得点差によるコールドや延長・タイブレークのルールは従来通りで行う。
岡山理大付は投手陣が鍵 倉敷商は打力健在
春の県大会と中国大会を2年連続で制した創志学園が一歩抜けており、4年ぶりの代表を狙う。金田を中心とした打線は長打力があり、四死球や小技を絡めての攻撃もできる。右腕岡村は横手から140キロ超の直球を投げる。
追うのは春の県準優勝の岡山理大付か。田本ら左右3投手の仕上がりが鍵となりそうで、生田らが中心の攻撃陣とかみ合えば、15年ぶりの優勝も見えてくる。倉敷工は福島らを軸にした強打で昨秋の県大会で頂点に立ち、今春選抜では右腕高山が力を見せた。
昨夏代表の倉敷商は打力が健在。秋春の県大会で4強の岡山東商、昨秋の中国大会で4強に入った岡山学芸館などが追う。(小沢邦男)