大学院に進んだ女性が抱いた「絶妙な不足感」 学び直し、定着なるか

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三浦淳
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 社会人の「学び直し」が注目されている。政府が7日に閣議決定した「骨太の方針」では、2024年度までの3年間で4千億円規模の予算を「人への投資」に充てるとされ、学び直しの強化がうたわれた。これまで、何度も推奨されてきた学び直し。果たして、今回こそ、定着するのか?(三浦淳)

 「ターゲットは誰なの?」「もっと自分が好きなことをやってみたら?」

 6月上旬の土曜日、東京・表参道駅近くにキャンパスがある「事業構想大学院大学」。会社員などの「本業」を持つ社会人大学院生8人が授業に臨んでいた。

 日本酒を生かした地域活性化策、指導者不足が懸念される学校部活動への貢献、出産後の女性のキャリア支援……。院生たちは自らの事業アイデアを披露し、指導教授や仲間からアドバイスをもらっていた。

 同大学院は2012年に開学した。授業は、社会人が通いやすい平日夜と土曜日。修士課程1年目で、マーケティングやアイデアの発想法などの基礎を学び、2年目で修士論文にあたる「事業構想計画書」をまとめあげる。

「このまま50代になったら……」

 コンサルタント会社に勤める迎(むかえ)美鈴さん(42)は昨年から通う。大学卒業以来、コンサル会社に勤め、30代前半で2人の子どもを出産。「いかに効率よく成果を出すか」を考え、仕事と育児を両立してきた。

 30代半ばの頃、漠然と思った。

 「このまま50代になったら…

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