喪服姿の人が川で花をたむけたその先で 頭を離れないあの夏の光景

有料会員記事

滝沢卓
[PR]

 その光景は今も忘れられない。

 数年前の夏。男性(49)は川の安全を管理する地方行政の最前線にいた。

 不幸にも、その年も近くの川で人が溺れて亡くなる水難事故が起きた。

 もう繰り返してはいけない――。

 現場に到着した男性が、注意を呼びかける看板を立てようと場所を考えていた時だった。

 喪服姿の人たちが脇を通り過ぎた。

 河川敷で花をたむけ、手を合わせていた。

 「ご遺族かもしれない」

 しかし次に目に飛び込んでき…

この記事は有料会員記事です。残り957文字有料会員になると続きをお読みいただけます。