マレリHD、民事再生法の適用を申請 負債1.2兆円、戦後最大級に
神山純一
自動車部品大手のマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)は24日、民事再生法の適用を東京地裁に申請したと発表した。私的整理の一種である事業再生ADRでの経営再建を目指していたが、この日の債権者集会で全債権者の同意を得られず、不成立に終わった。
信用調査会社の帝国データバンクによると、負債総額は約1兆2千億円。製造業の経営破綻(はたん)では、戦後最大級となる見込み。マレリは「国内外の事業子会社や、取引先に影響がでることはない」としている。
ADRは債権者全員の合意が…
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