「ぼくをさえぎるものはない」 心のままに描いた、ダウン症の息子

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鈴木優香
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 鮮やかな赤と青の水しぶきが散る「水あそび」、力強い筆づかいと墨のラインの濃淡のコントラストが印象的な「融和」。あふれんばかりのエネルギーと独創性に満ちた作品が、福岡市のカフェに並んでいる。

 描いたのは、同市の田中彰悟さん(25)。ダウン症で重度の知的障害があり、文字は書けない。生後2カ月で肺炎を患い、気道がふさがれ、のどからチューブを入れるために声も失った。

 だが握った筆から生み出される色彩豊かな作品が、言葉や文字の代わりに彰悟さんのありのままの自由な姿を伝えてくれる。父の伸一さん(52)は「普通はうまく描こうとか、どうしたら上手に書けるかと考えるが、彰はただ純粋にわき出るものを書いたり描いたりしていて、本当に楽しそう」。

 親子が創作活動に踏み出した…

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