高校野球福岡大会、136校の相手決定 九州国際大付は開幕日に登場

上月英興 布田一樹
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 第104回全国高校野球選手権福岡大会(朝日新聞社、県高野連主催)の組み合わせ抽選会が24日、古賀市の「リーパスプラザこが」であり、出場する136校の対戦相手が決まった。大会は7月3日に県内7球場で開幕し、日程が順調に進めば、28日に北九州市民球場で甲子園出場をかけた決勝がある。

 新型コロナウイルス感染防止のため、抽選会には各出場校の主将と引率者の2人ずつが出席。静かな会場に緊張感が漂う中、壇上で番号札を引いた主将が校名と番号をはっきりと読み上げた。

 今春の選抜大会で8強入りした九州国際大付は、開幕日の3日に大和青藍と対戦する。野田海人主将は「夏が来たな、という感じがする。どこも『打倒九国』で来ることは承知しているので、九国らしい打で圧倒することをモットーに優勝をめざす」と話した。

 昨夏の優勝校で今春の県大会を制し、九州大会で準優勝した西日本短大付は7日に純真と対戦。今田塁陽主将は「春の大会は接戦で負けていても逆転して勝ってきた。失敗しても上を向いて戦うことを続けたい。ブラスバンドも入って試合ができるので、応援に応えられるようにしたい」と語った。

 今大会も昨年に続き、全出場校が一堂に集まる開会式はせず、3日に試合がある7球場で「開始式」をする。選手宣誓は、各球場の第1試合の一塁側チームの主将が務める。

 参加校は南部72、北部64の計136校で、いずれも連合チームは組まず単独出場する。まず南部と北部に分かれて対戦し、勝ち上がった16校ずつ計32校が4回戦で戦う。優勝校は8月6日に兵庫県西宮市阪神甲子園球場で開幕する全国選手権大会に出場する。

 今大会はブラスバンドによる応援を認め、一般客も観戦できる。入場料は従来の大人600円から800円になる(高校生200円、中学生以下無料はそのまま)。(上月英興、布田一樹)

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