「やせる」ゼリーに未承認の医薬品成分 健康被害の報告相次ぐ

城真弓
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 「やせる」とうたい、福岡市内の販売者がSNSを通じて販売したゼリーなどの食品から、国内未承認の医薬品成分が検出された。北九州市は22日、このゼリーを摂取した市民から健康被害の報告があったと発表した。同様の報告は全国各地で相次ぎ、福岡市は販売者に自主回収を指導した。

 北九州市の発表によると、ゼリーは「Detoxeretゼリー」。市内に住む成人女性から体調不良の連絡を受け、製品を調べたところ、国内未承認の医薬品成分シブトラミンと、発がん性などのおそれのあるフェノールフタレインが検出された。パッケージからベトナム製とみられるが不確定という。

 女性は、福岡市の販売者からSNSを通じ、1箱15本入りを2箱8千~9千円で購入。昨年12月から約3カ月にわたり、1日あたり0・5~1本、計70本以上を摂取した。めまいや立ちくらみ、息苦しさ、口の渇きなどの症状が現れ、摂取をやめた現在も体調不良が続いているという。

 厚生労働省によると、今年4月以降、兵庫県西宮市千葉市からも同様の届け出があり、福岡市が現在調べている。福岡市によると、販売者には行政指導で自主回収を促しており、現在は販売していないという。(城真弓)