「楽観と決意で前に進む」 核禁条約会議、高揚感の裏にある課題とは

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ウィーン=藤原学思
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 議場には高揚感があった。同時に、課題がはっきりした。ここにいない国をいかに巻き込むか――。

 23日夕、オーストリア・ウィーン。核兵器禁止条約の第1回締約国会議で、批准国の理念を記した政治宣言が採択された。

 4ページ、16項目。題は《核兵器のない世界への我々のコミットメント》。ロシアを念頭に「核の脅し」を非難し、核抑止を否定した。

 核保有国や「核の傘」に頼る国について「真剣な措置をとっていない」と断じた。核兵器の非人道性、核不拡散条約(NPT)への補完性についても触れた。

 採択の瞬間。ひとり、またひとりと立ち上がり、手をたたく。43秒間の拍手。「最高の瞬間だ」。そう言って、クメント議長(オーストリア)は笑みを浮かべた。

 核兵器を使う、持つ、つくる…

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