ヨシヒコがショウダを蹴ったわけ カープ黄金期支えた「確執」の真相
奥村智司
「実は、僕たちこう見えて…」。そんな意味深なタイトルのトークショーがこのほど、山口市であった。登壇したのは、1980年代後半に広島カープの二遊間を支えた高橋慶彦さん(65)と正田耕三さん(60)。ファンの一部で取り沙汰されていた2人の「確執」の真相を語った。
「ショウを蹴ったことですかね」。まずは現役時代の思い出話を、と司会に水を向けられた高橋さんは、開口一番こう言って会場をざわつかせた。
練習中、ヨシヒコがショウダに跳び蹴りを見舞った――。一部のカープファンの間ではそんな話がつとに知られ、2人の「確執」が取り沙汰される原因になっていたようだ。ネットには「犬猿の仲」という書き込みもあった。
正田さんが少年野球チームの臨時コーチとして山口市を毎年訪れている縁で、6月18日に企画が実現した。正田さんが対談の相手として連れてきたのが高橋さんだった。
事の顚末(てんまつ)を、高橋さんは球団の「伝統」から語り起こした。
高橋さんが入団した1975…
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