アルジャジーラ記者射殺「イスラエル側による銃撃」 国連が独自調査

有料記事

ウィーン=高久潤
[PR]

 中東カタール衛星放送アルジャジーラの記者がイスラエル軍の「対テロ」作戦の取材中に銃撃を受けて死亡した事件で、国連人権高等弁務官事務所は24日、独自の調査結果として、「銃撃はイスラエル治安部隊による発砲」と発表した。

 銃撃で死亡したのは同局の記者でシリン・アブアクレさん。事件は5月、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区ジェニンで、イスラエル軍とパレスチナ人住民が衝突する中で起きた。

 発表によると、イスラエル軍とパレスチナ側が発表した情報や現地調査などを積み重ねた結果、銃撃はイスラエルの治安部隊による「狙いを定めた」ものだったとみられると結論づけた。

 事件直後、イスラエル軍は現…

この記事は有料記事です。残り279文字有料会員になると続きをお読みいただけます。