米高官、ウクライナ軍撤退認める 「ロシア軍は小さな成果に大損失」

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ワシントン=清宮涼
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 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国防総省高官は24日、ウクライナ軍が東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクから撤退を始めたことを認め、「ウクライナ軍は、より自分たちを防衛できる場所へと移動している」との見方を示した。ロシア軍が戦闘で大きな犠牲を払ったとも強調した。

 高官は、セベロドネツクでの激しい攻防でロシア軍の兵士の犠牲や装備の損失が大きかったとして、「(ロシア軍が)とても小さな成果に払った代償をみることが重要だ」と述べた。

 東部でのロシア軍の侵攻を、高官は「1インチずつ進展している」と表現。ウクライナ軍の撤退については、「プロフェッショナルで戦術的な撤退をしている」と評価し、「ロシア軍をとても長い間、非常に限られた地域にとどめている」とも述べた。

 ロシア軍の兵士の士気の低さ…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年6月25日10時46分 投稿
    【視点】

    ロシア軍が挙げた成果と損失が見合っていないというのは、欧米基準での判断だということに注意が必要でしょう。 ロシアにおける人命の価値は、率直にいって我々の肌感覚とはだいぶ異なります。それが、軍人の命であればなおさらです。さらに英BBCなどは

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