中絶めぐり米最高裁が判例変更、根拠は? 識者「他の権利も危うく」

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ニューヨーク=中井大助
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 米連邦最高裁が「女性は妊娠中絶を選択する権利が憲法で保障されている」と判断してから約半世紀。同じ最高裁が「中絶の権利は保障されていない」と判断を覆した。どのような論理で判例変更し、最高裁が認めてきた他の権利に影響することはあるのか。

 中絶の権利を認めたのは、最高裁が1973年に言い渡した「ロー対ウェード」と呼ばれる判決。当時、米国の多くの州では中絶が違法とされていた。

 最高裁が73年判決で重視したのは「プライバシーの権利」だった。「女性が妊娠を中絶するかどうかを選ぶのは、個人のプライバシーに含まれる」との立場だ。プライバシー権は米国の憲法に明示されていないが、法律の適正手続きなどを定めた条項から導かれると解釈した。

 判決はそのうえで、生まれて…

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