「全員得点でボーナス点」独自ルールのミニバス 新大会の狙いは?

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松本麻美
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 全選手が同じ時間出場し、「全員得点」できたらボーナス点。プレー中は指導者の指示出し禁止――。

 行き過ぎた勝利至上主義からの脱却を狙い、そんな特別ルールのもと、ミニバスケットボールの新たな大会「ファンジャンプ! さわかみチャンピオンシップ」が始まる。12月27、28日に千葉ポートアリーナで行われ、参加チームを募っている。

 特別協力のB1千葉ジェッツ(千葉J)OBで元日本代表の伊藤俊亮さんも、アンバサダーとして大会を支援する一人。「身長や運動能力にかかわらず、すべての子どもたちに勝負の舞台を楽しめる大会。多くのチームに興味を持ってもらえれば」と呼びかける。

 発案した企業の足達伊智郎さんは「きっかけは長男のミニバス活動を通して抱いた違和感だった」と話す。

 バスケットは高身長が有利なスポーツだ。特に小学生のうちは、技術というより、体格差がものをいう場面が少なくない。

 身長の高い選手にボールを集め、他の選手はただパスを回すだけ――。長男が出場したミニバスの大会会場では、そんな試合をたくさん見たという。

 「指導者が勝利至上主義に走るとそうなる。指導者が試合中に子どもをけなしたり怒鳴ったりする姿も見かけて、残念な気持ちになった」

 足達さん自身も高校時代はバスケット部。競技の本当の魅力を知らないまま、「パス回し要員」であることなどに嫌気がさしてミニバスをやめていく子どもたちを見るのは、悔しかった。「これでチームスポーツと言えるのか」。疑問が募った。

 もともとミニバスには、勝利至上主義に偏りすぎないよう、一般のバスケットとは違った特別ルールが設けられている。

 たとえば、「第3クオーター(Q)までにすべての選手が少なくとも1Qは出場しなければならない」「(試合開始から)続けて第3Qまで出場してはならない」など。できるだけ全選手の出場機会が平等になるよう、定められている。

 足達さんが企画する大会では、さらに踏み込んだ特別ルールが設けられる。

 1試合は5分ハーフの前後半…

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