開催中の2023年春夏パリ・メンズコレクションで24日、日本のコムデギャルソンが約2年半ぶりに現地でショーを開催した。テーマは「ANOTHER KIND OF PUNK」。ブランドの代名詞といえる「黒」と組み合わせた数々の原色、独特のシルエットで観客を魅了した。
ショーの冒頭はデザイナーの川久保玲が手がける男性服の根幹となるテーラードスタイルから始まった。ロングジャケットの裾あたりは広がりをみせたうえに、青、緑、白、オレンジといった色がちりばめられていた。細身のパンツもビビッドな色を使った格子柄で、いかにもコムデギャルソンらしい配色だった。
記事の後半ではコレクションの詳細のほか、ショーの直後にバックステージへ駆けつけた記者に対し、デザイナーの川久保玲がつぶやいた言葉を掲載しています。また、コムデギャルソンほか、パリ・ファッションウイークの動画は、朝デジファッションページ(https://www.asahi.com/special/fashion)でご覧いただけます。
中盤以降は白を基調にしたセ…
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- 【視点】
コロナ以前の話だが、川久保玲氏がコレクションの為にパリへ向かわれると思しきフライトの機内で、偶然隣に乗り合わせた知人から聞いた話。氏はパリへの長時間のフライトの間、一切食事も摂らず、シートも倒さず、ずっと読書をされて過ごされていたそうだ。こ